RSGT2020ボランティアスタッフの自己ふりかえり

RSGT2020、無事終わりました。

初参加でボランティアスタッフというのは正直ドキドキでしたが

  • 箱根のリトリート合宿で知り合った人がたくさんいた。
  • 現在の勤め先がスポンサー企業なのでアウェイ感がなかった。

ということもあり、わりと安心して過ごせました。ありがとうございました。

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自己ふりかえり

昨年末、Advent Calendarで

takusamar.hatenablog.com

という記事を書いたので、ふりかえりを兼ねて10項目の自己採点(○、△、×)をしたいと思います。

1.安全、挨拶、後始末 △

おおむねできていたが、Day3の準備中にエスカレーターを逆走してコケてしまったので減点。

2.会場の内外の地理・配置を把握する ○

Day0(準備日)に集合時間の2時間前に到着したので、会場内外をぐるりと回ってだいたい把握できた。

3.酒は飲んでも飲まれるな ○

最終日以外は酒量をコントロールして飲みすぎないようにできた。体調を崩すことなく最後まで乗り切ることができた。

4.タイムテーブルを把握する ○

EAST・WEST・Terraceの3会場について、問題なく案内ができていた。

ただ、RSGT2019のタイムテーブルをスマホで見せてきて「『とにかく楽しいふりかえり』はどこですか?」と聞かれたときには正直焦った。

5.名前と顔をおぼえる&おぼえてもらう △

たくさんの人と話せたけど、もっといろんな人と話したかった。Day1のNetworking Partyではスタッフという立場に寄り過ぎて、参加者の会話に加わることを遠慮してしまった。

6.早寝早起き朝ごはん ○

3日間ちゃんと朝6時には起きて朝食をとり、集合時間まで余裕をもって会場入りできた。

7.間違えることを怖がらない ○

細かいミスはいくつかあったが、致命的なものはなかったので良かった。

  • 関係者以外はフロアに入れないようにしていたが、トイレ利用者に強行突破されてしまった(1名)
  • 関係者かどうかを名札ストラップや配布バッグの有無で判断し、名札のない人には声掛けをしていたところ、うるさいと逆ギレされた(1名)
  • 外国のゲストから英語で「二日酔いで頭痛がするので痛み止めの薬が欲しい」というのを「頭を怪我した」と勘違いして慌ててしまった。

など、受付・案内業務でバタついてしまったことがあったが、他のスタッフがいつでも助けてくれるし、スピーカーも参加者も同じアジャイル/スクラムの道を歩む仲間だという安心感があった。

8.休むときはしっかり休む ○

期間中の歩数は以下の通り。Day1が一番多くて15612歩。初日は緊張してて無駄に歩き回っていたが、Day2以降はうまく休憩をはさめるようになった。

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9.来場者に楽しんでもらう ○

なるべく初参加の人と会話しようと思っていたので、そこはだいぶクリアできた。

参加者からのfeedbackもたくさんもらえた。とはいえ全ての要望に対応できるわけではないので、そこは冷静に判断が必要。

10.ワイワイ、ガヤガヤ、盛りあがる!  ◎

Day3後のN次会で行った、ちゃい九炉がとにかく楽しくて心地よい時間だった。

散らばって飲んでいた人が集まってきては酒を酌み交わし、誰かが去るとまた別の誰かが来る。

これこそが「場」だと感じた。

気づき

他の実行委員やスタッフの動きと自分を見比べてみて、自分の性格として「人の話を聞かない、早とちり、早く答えを出したがる」という傾向があると感じた。スクラムマスターやアジャイルコーチを目指すのなら、もう少し落ち着いて観察や傾聴をできるようになりたい。

また、運営方針というか基本的な考え方として「無駄なこと・価値が低いことは極力やらない。過剰なサービスをしすぎない」というのがあると感じた。

  • 会場が分かりづらくても、明日には慣れるからOK。
  • ないものはない。自分で何とかしてもらう。

など。

「お客様は神様」ではなく「参加者も運営もみんな仲間」

参加者に対する信頼があるからこそ成り立っている気がした。 

今回、いちばん嬉しかったこと

新卒のときにお世話になった会社の先輩に十数年ぶりにお会いできたこと。最後に会ったのはたぶん2006年くらい? 

即席のCoaches Clinicとして「地方コミュニティの盛り上げ方」についてアドバイスを頂きました。

  • 定期的に集まりを開く
  • 人が来なくても続ける
  • Facebookなどで活動していることを見せる

昨年から始めた沖縄のコミュニティはまだ定期開催できていないので、月1回を目標に継続していきたいと思います。

 

2020年の抱負

2019年のふりかえり

昨年はオンプレミスの運用保守からWeb/モバイルアプリ開発へと異世界転生しました。

前職では挫折したスクラム開発の流れの中に身を置き、10月はReact・Amplify、11月はFlutter・Firebaseなどを学習。12月から本格的なモバイルアプリの開発に着手しました。社内向けの管理ツールだけど実際の顧客案件を想定して、どこの現場でもお手本となるような進め方を意識しました。

  • POとデザイナーは東京、開発メンバーは沖縄。
  • 週始めに計画会議、週半ばにバックログリファインメント。毎日レビュー。
  • 内製のリモート会議ツールを常に起動し、65インチのディスプレイに他拠点の様子を映してお互いの空気感を共有。
  • プロダクトバックログはTrelloで管理。リモート会議をしながらTrelloをその場で更新し、POと開発メンバーで合意を形成。
  • スプリントバックログ以降のタスクは拠点内でアナログのカンバン(ホワイトボードに付箋紙)で管理。
  • なにかあればSlackで気軽に質問。曖昧なままで放置しない。
  • ユーザーストーリーに着手する前に、技術的に不明瞭な部分はスパイクを打つ。1〜2時間程度の技術調査をしてから実装の可否判断や見積もりをする。
  • 開発言語/環境はFlutter・Firebase。同一ソースコードiOSAndroidアプリを作成できる。
  • 65インチのモニタ2面を並べて、開発メンバー3名でモブプログラミング。Mobsterを使ってドライバーは10分毎に交替。
  • デザインツールはfigmaを使用。デザイナーが作成・更新したものをリモートで確認しアプリのUIに反映。
  • ソースコードGitHubで管理し、pushやtagをトリガにしてBitriseにてビルド自動化。さらにビルド結果をSlackで通知する。

等々。。。

 

前職のやり方だと

  • Wordで仕様書を作成
  • PowerPointで説明用の資料を作成
  • Excelでテスト仕様書を作成。
  • 手動でテストを実施し、結果をExcelに記入。スクショ貼り付け。
  • 質問があればExcelの質問管理票に記入してやりとり。
  • ドキュメント類はメールで顧客・関係者に送付
  • 添付ファイルはパスワード付きzip。パスワードは別メールで送信。
  • ソースコードはtar.gzで固めてDVDに焼き、本番環境に持ち込んで解凍。

といった感じなので、ものすごい文化の違いに圧倒された3ヶ月でした。

 

いちばん強く感じた点は、とにかくコミュニケーションを重視すること。ユーザーにとって価値の高いものは何か、POと開発メンバーで話し合う。開発作業中も会話をしながらモブプロ。

また、決まってないことはやらない。必要最低限のことだけやる、という点を強く意識していた。結果的に最短距離でリリースまで到達できたと思う。

基本的にはタスクを付箋紙に書き出して、ドキュメントは作らずにどんどんコーディングしていた。ただ、複雑な処理になるとさすがにきついので、ホワイトボードに図を書いたりしながら開発メンバーの認識を合わせていった。

ホワイトボードに書いたものは必要なら写真に残すが、ソースコードを見れば設計意図が分かるような実装になっているので、正直なところ後で見返すことはなかった。最近の言語は本当にすごい。シンプルな記述がしやすい言語仕様になっているので、よほどのことがない限りスパゲティ化することは無さそう。

 

とはいえ、覚えることがありすぎて自分の中でまだ消化吸収しきれてない。この年になっても新しいことを学び成長する機会があるのは非常にありがたいこと。

このアプリは12月末にリリースしたので、ここからが本番。実際にエンドユーザーに使ってもらい、価値を高めていく段階にようやく入ったところ。作って終わりではなく、使い続けてもらえるアプリにしていきたいです。

 

2020年の抱負

今年は新しい世界での経験を積むインプットの時期と位置付けているので、スクラム開発の仕事もやりつつ、いろんな場に参加してどんどん吸収したい。 

直近でいうと、

  • RSGT2020のボランティアスタッフ(1/7~10)
  • AgileJapanサテライト沖縄の開催(1/18)
  • スクラムマスター研修(2/6~7)
  • Startup Weekend Okinawa Vol.10(2/14~16)

一段落したらヨガのインストラクター講座も受けたいけど4月以降になりそう。

 

また、自分がやっている仕事の内容を人に説明できるレベルまで理解を深めたい。モヤっとしている部分をなくしたい。

プロポーザルが通れば、DevOpsDays Tokyo 2020でこの経験談を話してみたい。はやく書かねば。

 

RSGT初参加でやりたい10のこと

この記事は「Regional Scrum Gathering Tokyo Advent Calendar 2019 - Adventar」の18日目です。

はじめに

RSGT2020ボランティアスタッフの岩村です。

これまでRSGTには行きたいけど行けない状態がずっと続いていましたが、今回ようやく念願かなって参加することができました。(だけどいきなりボランティアスタッフという…右も左も分からないのに大丈夫か?)

というわけで、気持ちを落ち着けるために「RSGT初参加でやりたい10のこと」を書き出してみました。終了後に「できた/できなかった」の答え合わせをしようと思います。

RSGT初参加でやりたい10のこと

1.安全、挨拶、後始末

私が中学生のときに技術科の先生がよく言っていた「あ」の字の運動。何をするにもこの3つが基本だということを叩き込まれました。安全という言葉には生命・財産の保護というだけでなく心理的安全性も含まれているように思います。RSGTの会場に集うすべての人が安全に過ごせるように。

2.会場の内外の地理・配置を把握する

今年から新しい会場(御茶ノ水ソラシティ)へ変更になりました。おそらく誰もが多少の戸惑いがあると思います。なるべく早く場所に慣れてスムーズに動けるように。 

3.酒は飲んでも飲まれるな

Networking Partyとか、何かとお酒を飲む機会も多いと思いますが、飲みすぎて羽目を外さないように。翌日に支障をきたさないように。

4.タイムテーブルを把握する

RSGTの3日間、たくさんのセッションが分刻みで予定されています。当日の状況次第で押したり巻いたりする可能性もあるので、全体の流れを頭に入れておき臨機応変に対応できるように。

5.名前と顔をおぼえる&おぼえてもらう

私は地方在住のため、都会にいる人にはなかなか会えません。大勢のスピーカー・ゲスト・ボランティアスタッフが集まるこの機会に、なるべく多くの人と会話をしたいと思います。はじめましての人も、お久しぶりの人も。

6.早寝早起き朝ごはん

会場まで徒歩10分の宿をとったので、朝ゆっくりしててもよさそうですが、余裕をもって行動できるように。朝6時には起きて朝食を取り、体調を整えて臨みたいです。

7.間違えることを怖がらない

初めてのことで分からないことだらけですが、致命的なミスは避けつつ、かすり傷で済むような失敗なら経験しておきたいです。失敗は学習と成長の肥やし。

8.休むときはしっかり休む

こういうお祭りごとはテンションが上がって疲れを感じにくくなりがちなので、常に全力ではなく緊張と緩和をうまく使い分けて、予備力を確保しておきたいです。いざという時にもすぐ動けるように。

9.来場者に楽しんでもらう

RSGTはいろんな人が関わって成り立っているイベントですが、やはりお金を払ってきてくれるゲストを一番大事にしたいです。特に初参加の人は最初のうちは戸惑うと思うので、そこをサポートしてあげたいです。来年もまた来たいと思ってもらえるように。

10.ワイワイ、ガヤガヤ、盛りあがる!

1~9まで真面目なことを書きつらねましたが、RSGTを大成功させて美味しいお酒を飲みたいです。

 

Agile Japanサテライト沖縄に向けて

ここからは宣伝を兼ねてますが、来る2020年1月18日(土)に

AgileJapan2019サテライト沖縄 & DevOpsDaysTokyo2020の紹介 - connpass

を開催します。

東京で行われるイベントに比べたらはるかに小規模ですが、自分が主催するイベントとして今もっとも力を入れています。イベントの運営について、RSGTの経験を持ち帰って活かせたらと思っています。

まだまだ参加枠に余裕がありますので、「たまたまRSGTの翌週は予定が空いててちょっと沖縄へ行ってみてもいいかな」という方がいましたら是非お越しくださいませ。

 

退職しました

本日(2019/09/30)をもって、会社を退職しました。

よくある退職エントリのような会社への恨みつらみを書くつもりはありませんので、そういうのを期待していた人はごめんなさい。

この会社での9年間をざっとふりかえると、以下の通りです。

 

 

中途で入社してからはずっと社会インフラを支えるシステムの保守開発を担当して、サーバーやネットワークの設計・構築・メンテナンスといったインフラエンジニア寄りの業務をしていました。

 

転機となったのは、2014年。社内で新規事業をやりたいという話で盛りあがり、リーン開発の勉強会に参加しました。そこで仮説検証のループをぐるぐる回しながら失敗を繰り返して良いモノを作っていくという考え方に衝撃を受けました。

 

さらに2015年。ハッカーズチャンプルーの開発合宿に参加し、IoTを使ったウェアラブルバイス(悪魔の○○)を試作、LTでのデモをやりました。このあたりから、新しい製品やサービスを作って世に出したいという気持ちがどんどん高まっていくのを感じました。

 

その後、本業のインフラエンジニアをやりつつ、なんとか社内でアジャイル開発・スクラムを導入しようと悪戦苦闘を繰り返していましたが、なかなか軌道に乗せることはできず。。。

 

2019年。ハッカーズチャンプルーでヨガ×アジャイルのLTをしていた裏で、東京の会社が沖縄にスクラム開発の拠点をつくるという話を聞き「スクラムをちゃんと回している現場で経験を積みたい」と転職を決意。今からまた大規模なプロジェクトが始まるというタイミングで各方面に迷惑をかけながらの退職となりました。関係者の皆様、申し訳ありませんでした。

会社の業務はSoRの領域でしたが、自分としてはSoEの領域をやりたいという想いが抑えられませんでした。

野球に例えるなら、いつも守備固めばかりで、バッターボックスに立たせてもらえない。守備の上手さは評価してもらえるけど、バッティングでも貢献したい。最初のうちは三振するかもしれないけど、そのうちヒットやホームランが打てるようになりたい。

最終的には、自分のそういう気持ちを理解してもらい快く送り出していだたけました。本当にありがとうございました。

 

なお、今後は会社員ではなくフリーランスになってスクラム開発のチームに参加するという形になります。今までずっと会社員として生きてきたけど、自分のように会社の業務以外に「あれもしたい、これもしたい」という人間はフリーランスの方が生きやすいような気がしています。

フリーランスとなり、新しく参加する現場でスクラムの修業をしつつ、沖縄のアジャイル界を盛り上げるような活動もしていきたいです。沖縄でのアジャイル開発コミュニティとして「アジャイルゆいまーる」という集まりを立ち上げました。まだ1回しか開催していませんが、よんなーよんなーで活動していきたいと思っています。

agile-yuimar.connpass.com

 

先のことは全然見えていませんが、"No Talk, All Action!" の精神でいろんなことを始めてみたいです。そしていつか会社に恩返しができたらと。

 

なお、フリーランスとなったのを機に、ブログを新しくしました。

blog.hinayhinaylab.com

今後はこちらを更新していきます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

新入社員研修でアジャイル体験ワークショップを開催

今年の新入社員が職場体験でうちの課にもやってくるというので、アジャイル開発について話すことになりましたが、ただ講義をするだけではつまらないので、簡単なワークショップをやることにしました。 

概要

  • 参加者:9名
  • 時間:約3時間
  • 場所:会社の会議室
  • 用意するもの:付箋紙、A4用紙、ペン、マスキングテープ、カード(トランプ、プランニングポーカーなど)、ホワイトボード 

やったこと

自己紹介+4タイプ診断(アイスブレイク)

以下のサイトを参考に、性格診断をしてもらう。

next.rikunabi.com

進め方
  • 壁にマスキングテープを縦横に貼り、4象限を作る。
  • 参加者は、付箋紙に名前(ニックネーム)と今日学びたいことを書く。
  • 付箋紙を見せながら自己紹介する。
  • 直感で自分が何タイプかを選び、壁の4象限に付箋紙を貼る。
  • 次に、チェックリストで診断する。
学習のねらい
  • 見積もり(最初の直感)と実績(チェックリスト診断結果)の差異。
  • 付箋紙の正しい剥がし方。

正直に言うと、4タイプ診断はどうでも良くて、壁に付箋紙を貼ってもらい、付箋紙の正しい剥がし方ができているかを見たかっただけです。

 

そして、診断結果を元に、メンバーが偏らないようにチーム分け(各4〜5名)

 

コンセンサスゲーム

以下サイトを参考に、チームでの合意形成を体験。

グループワークで使えるNASAゲームのやり方

 

進め方
  • 問題文を見せて、最初は個人で考えてもらう(10分)
  • その後、チームで話し合ってもらう(15分)
  • 最後にNASAの模範解答と答え合わせ。
学習のねらい
  • 個人スコアとチームスコアの差異について考えてもらう。
  • 意見が違う場合にどうやって合意するか。

これは20年前、自分が新人の時に研修でやったもの。そのときは個人スコアよりもチームスコアが悪くなってしまい、「ちゃんと話し合いに参加してたか?相手に意見を聞いてもらえるような話し方ができていなかったのでは?」と講師にダメ出しされた記憶があります。。。

 

バッチサイズゲーム

進め方
  • PO(時間計測係)1名、残りは作業チーム
  • 作業チームの1人目は、10枚のカードを1枚ずつ裏返していく。全部裏返したら隣の人に渡す。
  • 作業チームの2人目は、受け取ったカードを1枚ずつ裏返していく。全部裏返したら隣の人に渡す。
  • これを最後の人まで行ない、最後の人はPOに渡して終了。
  • POは作業開始から作業終了(自分の手元にカードが届くまで)を計測する。
  • ゲームは3回行う。1回目はカード10枚ずつ、2回目はカード5枚ずつ、3回目はカード1枚ずつ渡していく。
学習のねらい
  • 3回(10枚ずつ/5枚ずつ/1枚ずつ)の計測結果の違いについて話し合う。
  • フロー効率について考えてもらう。

 

コンテキストスイッチゲーム

進め方
  • A4用紙に、縦に2本の線をひき、3つの列を作る。
  • それぞれの列にアラビア数字(1~10)、漢数字(一~十)、英字(A~J)を書いてもらう。(左:1~10、中:一~十、右:A~J)
  • 1回目は「1, 一, A、2, ニ, B、… 10, 十, J」の順番で書く。
  • 2回目は「1,2, … 10、一, ニ, … 十、A, B, … J」の順番で書く。
  • 1回目、2回目、それぞれの作業時間を計測する。
学習のねらい
  • 複数案件の同時進行は大変だということを理解してもらう。

 

ふりかえり

最後に、Fun/Done/Learnで4月からの研修をふりかえってもらった。

進め方
  • やったことを付箋紙に書き出す。
  • Fun/Done/Learnに分類してもらう。
  • 意見交換、ドットシールで投票
学習のねらい
  • ふりかえりの進め方、効果を体験してもらう。

 

こういったワークショップを1回やっただけでは何も変わらないと思うけど、現場に配属されて昔ながらのウォーターフォールの世界観に染められる前に、ちょっとだけでもアジャイルの種を蒔いておきたかった。 

新入社員だけでなく、先輩社員にもこういうワークショップを体験してもらいたい。

アジャイルコーチとスクラムマスターの宴に参加してきた話

アジャイルコーチとスクラムマスターの宴 〜よなよなコーチングスキルあげちゃうぞスペシャル〜 in 箱根

通称:よなよなコーチングリトリート(#yycr2019)に参加してきました。

概要

申し込みサイトには、

主催:株式会社アトラク

開催日時:2019年6月17日(月)〜6月19日(水)

開催場所:COLONY箱根

費用:108,000円(消費税込み)

概要:本イベントはアジャイルコーチおよびスクラムマスターのための2泊3日の合宿型イベントです。オープンスペーステクノロジーなどを活用してアジャイル開発に関する研鑽を行ないます。

 という説明のみ。いったい何をするイベントなんだろう。

と、いろいろな疑問が・・・これは行ってみるしかない!

 

行ってみた結果

山奥に監禁されて厳しくしごかれるアジャイルコーチの虎の穴
日常生活から離れて心身をリセットし、新たな体験や気づきを得る場

でした!

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タイムテーブル

6/17(Mon)
 12:00 Checkin
 12:30-13:30 Lunch
 13:30-14:00 Announcement
 14:00-15:30 Marketplace
 15:30-18:00 Session
 18:30-20:30 Dinner

6/18(Tue)
 8:00- 9:00 Breakfast
 10:00-12:30 Session
 12:30-13:30 Lunch
 13:30-17:00 Session
 17:00-18:00 Retrospective
 18:30-20:30 Dinner

6/20(Wed)
 8:00- 9:00 Breakfast
 9:00-11:30 Session
 11:30-12:30 Retrospective
 12:30-13:00 Checkout

 

決められているのはこれだけ。
あとは参加者自身でやりたいことをやり、内容を自由に作り上げていく。
好きな時に好きなことをしていい。外に出てもいい。
部屋で寝ててもいい。温泉に入ってきてもいい。

 

自己組織化されている人たちだからこそ、自由を満喫できる。

 

さすが、スクラムマスター。さすが、アジャイルコーチ。

学生の修学旅行や部活動の合宿ではない、大人の合宿はこうあるべきですね。

 

オープンスペーステクノロジー

初日のMarketplace(マーケットプレイス)で作成したセッション一覧

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合宿場所の中にいくつか集まれる場所があり、4つの時間帯(1日目午後、2日目午前・午後、3日目午前)ごとに、好きな場所で、参加者が自分自身の話したいテーマでセッションを開催する。
また、参加者は興味のあるセッションに自由に参加できる。途中参加、途中退場もOK。
あとからセッションを追加してもいいし、人が集まらなければ中止してもいい。

 

なんという自由な世界。

 

ある参加者(私)の過ごし方

1日目 

 15:30 – 16:00 [ボードゲーム] 黄金体験
 16:00 – 17:00 [セッション] スクラムマスターの通知表
 17:00 – 18:00 温泉
 18:30 – 20:30 夕食、飲み会
 21:00 – 22:00 [ボードゲーム] プロジェクトテーマパーク
 22:00     就寝

2日目

 5:00    起床
 5:00 – 6:00 温泉
 6:00 – 7:30 芦ノ湖を散歩
 8:00 – 9:00 朝食
 10:00 – 11:00 [セッション] ヨガを通してアジャイルを考える
 11:00 – 12:00 適当にぶらぶら
 12:30 – 13:30 昼食
 13:30 – 14:30 電動一輪車体験
 14:30 – 17:30 [セッション] スクラムショーワークショップ
 15:00 – 16:00 温泉
 17:30 – 18:30 ふりかえり
 18:30 – 24:00 夕食、飲み会
 22:00 – 22:30 温泉
 24:00    就寝

3日目

 6:00 起床
 6:00 – 6:30 温泉
 7:00 – 8:00 [セッション] 朝ヨガ
 8:00 – 9:00 朝食
 9:30 – 11:00 [ボードゲーム] 黄金体験
 11:00 – 12:00 けん玉の練習
 12:00 – 13:00 ふりかえり、全体まとめ

 

ほとんど、温泉に入るかヨガをしていました。

その合間にボードゲームをしたり、電動一輪車やけん玉をやったり。

あとは適当にうろうろして、面白そうなセッションに参加してみたり。

 

ヨガを通してアジャイルを考える

 自分でも「ヨガを通してアジャイルを考える」というテーマでセッションを開催しました。

個人的にここ2年くらいヨガを習っているのですが、ヨガの考え方とアジャイルの思想は親和性が高いように感じていて、参加者に興味を持ってもらえるのではないかと。

 特に、

  • ありのままの自分を受け入れる
    =チームの現状を正確に把握する。
  • 他人と比べない
    =ベロシティはチーム自身のもの。
  • ポーズにとらわれない
    フレームワークやプラクティスは目的ではなくツール。

といった点など。

 

やってみた結果、みんなの反応はとても良かったです。10人以上の参加者が集まり、参加しなかった人からもう一度やって欲しい、という声もありました。

そこで、1回だけのつもりでしたが、翌朝に2回目をやることに。

 

1回目はPresentation Spaceで実施しましたが、自己ふりかえりでいくつかの問題点がありました。

  • 段差があってやりづらい。
  • 変なBGMは要らない。
  • 口頭のみでの説明で、伝わっているか不安。

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これを受けて、2回目は以下のように改善しました。

  • 中庭で実施。ウッドデッキに敷くバスタオルを持参してもらう。
  • 風の音、鳥のさえずりに耳をすませる。
  • ホワイトボードに要点を記述。 

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まずはやってみる。フィードバックを受けて改善する。この繰り返しがアジャイル

すごい、すごいよ。普段の仕事ではなかなかできてないけど、ここに来てめっちゃアジャイルを実践できてる(気がする)

 

参加者の成果物いろいろ

なお、私以外の参加者もそれぞれ自由に行動していて、のんびり過ごしているように見えてじつはすごい成果物をたくさん作ってたりしています。

 

qiita.com

 

など。「yycr2019」で検索するといろいろ出てくると思います。

 

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リトリート(Retreat)とは何か

最近よく耳にする「リトリート(Retreat)」という言葉、「隠遁」とか「隠れ家」といった意味らしいのですが、あまりピンときてませんでした。

しかし、今回のイベントで参加者(40名くらい?)がそれぞれ自由に過ごしている様子をみて、なんとなく分かった気がします。

お互いに干渉しあうわけでもなく、心地よい空気に満たされた空間。たまたま隣り合わせた人との何気ない会話から突然ひらめくこともあり。

日常生活から離れて心身をリセットし、新たな体験や気づきを得る場であり、リトリートとは「積極的な現実逃避」である、という理解が一番しっくりきました。

 

まとめ

話が長くなったので、強引にまとめます。

アジャイルコーチとは何者か?

何を聞いても「ケースバイケース」としか言わず、正解を教えてくれない。しかし、そもそも正解は自分自身(チーム)の中にあるもの。

参加者として大勢のアジャイルコーチと会話する中で、心の鏡になってくれる存在なのかな、と感じた。

オープンスペーステクノロジーとは?

参加者が主体的に議論に関わり、話の展開がどうなるか読めない面白さがある。
様々な知識・経験・バックグラウンドを持つ参加者同士の化学反応が生じると非常に深い学びを得ることができる。

本来、「学ぶ」とはこういうことだったのではないか。学ぶ楽しさを改めて知ることができた。

ヨガは良いぞ

アジャイルもヨガも大事にしている世界観が非常に似ていると感じた。やればわかる。
リトリートといえばヨガをやる、というくらいにヨガを普及させたい。

 

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最後に

リトリート最高!アトラクタの皆様ありがとうございました。また参加したいです。 

 

ハッカーズチャンプルーでのLT

この合宿について、ハッカーズチャンプルー2019で報告のLTをしてきました。

その時の様子は以下のまとめをご参照ください。

togetter.com

 

また、LT資料は以下です(このブログの内容とほぼ同じ)

www.slideshare.net

 

 

 

【AWS Summit Tokyo 2019 セッション報告】電力会社におけるAWS活用事例

Summit 3日目、「電力会社におけるAWS活用事例」というお題のセッションで、AWSを使った事例をいくつか紹介してきました。 

 

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AWSの導入についてはまだまだ検証段階・やっと使い始めた程度ということもあり、会社側の意向で撮影NG・資料非公開のセッションでしたが、私の口から話せる程度の内容はここに書き残しておこうと思います。(もしかしたら消されるかもしれませんが) 

 

事例:検証環境の構築

EC2、RDS、EFSを使って、オンプレミスのシステムと同等のものをAWSに構築。開発・検証環境として使用している。

事例:Jupyter Notebookで地図作成

EC2にAnaconda3、geopandasなどを入れてJupyter Notebookを起動し、国土交通省「国土数値情報」のメッシュデータを読み込んで色塗り地図を作成。 

AWSを使う理由

  • はやい(速度)必要なときにすぐ使える、調達の速さ。
  • やすい(価格)使った分だけの料金で、無駄がない。
  • うまい(品質)機能やサービスが充実、やりたいことができる。

事例:サーバーレスの勉強

  • Webサイトから需給予想実績CSV(でんき予報の公開データ)をLambdaで取得し、DynamoDBに保存。
  • DynamoDBから需給予想実績データをLambdaで読み込み、S3に保存。
  • S3に保存された需給予想実績をQuickSightで読み込み、グラフ表示。

QuickSightの良いところ

  • 高額なBIツールやハードウェア(サーバー、ストレージ)がなくても簡単にデータ分析ができる。
  • 必要なときに、必要なデータを、必要な人が無駄なく使うことができる。
  • 構築の手間がかからない。

 

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感想

Summit本会場から遠く離れた国際会議場の3階という場所のため、聴講者がどのくらい集まるか不安でした。もしかして電力関係者だけかも?と思っていましたが、いざ始まったら160席がほぼ満席。電力関係者以外にも興味を持ってもらえて嬉しかったです。

 

また、発表の内容について補足ですが、

  • Jupyter Notebookは、以前からPydata.Okinawaの勉強会で触っていた。
  • でんき予報の需給予想実績は、仮想サーバを立ててPythonSQLitePHPなどを駆使して似たような仕組みを作っていた。

と、AWSでやる前から個人的に遊んでいた経験が活かされています。

 

自分が楽しい・面白いと思うものは積極的に遊んでおくのはとても大事ですね。今は何の役に立つか分からなくても、いつか必ずその経験がものをいう機会が来るはず。 

今回のSummitではDeepRacerが盛り上がっていて、SageMakerなど機械学習をテーマにしたセッションが多かったです。この波はあと数年のうちに電力会社にも来るでしょうね。