ファン・ダン・ラーン(Fun/Done/Learn)で1年間をふりかえった

ファン・ダン・ラーン(Fun/Done/Learn)を世界で初めて体験した(実験台となった)チームBのtakusamarです。

年度末に1年間のふりかえりをする機会があったので、ファン・ダン・ラーン(FDL)を使ってみました。 

yattom.hatenablog.com

 

FDLは既に様々なところで実践されていて今さら説明不要とは思いますが、自分の現場(某システムの運用保守チーム)では以下のように実施してみました。

実施手順

  1. 準備
    用意するもの:ホワイトボード、付箋紙、ペン、シール
    ホワイトボードにFun/Done/Learnの図を描く。
  2. アウトプット
    この1年間の出来事、やったことを付箋に書き出す。(3つ以上、何枚でもOK)
    自分がやったこと、他のメンバがやったこと、どんなことでも良い。
    どんな小さなことでも、心に残ったことがあれば。

  3. マッピング
    書いた付箋の内容を1つずつ発表し、Fun/Done/Learnボードに貼る。
    その内容がFun・Done・Learnのどの領域に属するか、みんなで軽く話しながら。
  4. フリートーク
    全部の付箋が貼られたら、全体を通して話し合う。
    話し合っている中で付箋を移動しても良い。

  5. 次のアクション決め
    今後取り組みたいものや改善したいものにシールを貼る。(1人3票)
    票が集まったものについて、改善案を話し合いアクションを決める。

結果

所要時間は40分くらい。こんな感じになりました。

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Fun、Done、Learnの定義についてはメンバで話し合い

  • Fun:やってて楽しいと感じたもの
  • Done:何かの成果が出たもの(新機能リリース、業務効率化、作業手順の確立、など)
  • Learn:メンバのスキルアップに繋がったもの

という感じで分類してみました。

書き出したアイテムについて投票を行ない、以下のような結果になりました。

 1位(6票)ペアプロの実施
 2位(3票)業務効率化に向けた工夫
 3位(3票)カンバン・ふりかえりの実施

次年度の取組事項や優先順位についてメンバ全員の認識を合わせることができ、非常に有意義なふりかえりができたと思います。

所感

いつもの癖で問題点や反省点を書き出してしまう人がいたので、「ProblemよりもKeepに注目しよう」という話をしました。

自分たちがやったこと(事実・実績)を書き出すことで記憶を共有でき、ポジティブな気持ちになれるのがFDLの良いところですね。

FDLのふりかえり結果を元にして今年度の結果報告と来年度の目標設定ができるので、会社向けのめんどくさい資料作成もぐっと楽になります。(チームリーダー的にはこれが一番嬉しい)

余談

FDL実施後に気づいたのですが、ホワイトボードがかなり汚れてました。(以前に書かれた文字がちゃんと消えてなくて、写真をそのままアップするのが憚られるレベル)

乾ききって何ヶ月も経過してて、普通の白板消しではなかなかキレイに消せない。困ったな〜と思いましたが、たまたま手元にあった赤ちゃんのおしりふきで拭いてみたところ、とてもキレイに消せました。

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右が拭く前、左が拭いた後です。モザイク処理をかけていますが、だいぶ違うのが分かるとお思います。

ちなみに私が愛用しているのはGOONの肌にやさしいおしりふきです。

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純水99%でホワイトボードの表面を傷めません。ふんわり厚手タイプでしっかり拭けます。1枚あたり1〜2円程度とコスパも良いので、ホワイトボードの消えない汚れにお悩みの方、ぜひお試しください。