AWS DeepRacerリーグ初参戦の報告

AWS Summit Tokyo 2019で開催されている、AWS DeepRacerリーグ Summit Circuitに参加してきました。

 

せっかくなので自分の作ったモデルで挑戦したいと思い、1週間前くらいからモデル作りに挑戦。

 

 

まずは完走することを目標に、なんとか走れそうなモデルを作ってみました。

 

そしてやってきましたAWS Summit1日目。

 

恥ずかしながら、ものすごい勘違いをしていました。

DeepRacerリーグとDeepRacerワークショップは全然別物でした。

DeepRacerリーグは本会場のど真ん中にあるけど、DeepRacerワークショップはちょっと離れた国際会議場のM会場。ここにはサーキットや実車があるわけではなく、DeepRacerのモデル作成のハンズオンでした。

とはいえ、今までちゃんと理解していなかった、DeepRacerの裏で動いているSageMaker、RoboMaker、Kinesis Video StreamsなどのAWSの各サービスや、強化学習の仕組みを学べて良かったです。1秒間に15回、状態(画像)を取得して行動し報酬を得る、というのを繰り返してモデルを成長させていく、など。

このワークショップで得た内容を元に、モデルをもう一度作り直しました。

 

そして、2日目。朝イチでDeepRacerリーグに参加申し込み。ですが、10:00開場と同時に人の列が…コースは2つありますが、両方とも一瞬で20人以上が並んでいました。この時点で2時間待ちを覚悟。 

 

並びながら他の人が操作している様子を見ていると、結構コースアウトしている人も多く、安心しました(笑)。良い走りをすると歓声があがり、拍手が沸き起こる。お祭りのような楽しい雰囲気です。

 

そして、11:50頃にようやく自分の番が回ってきました。

まずは準備。USBメモリに入れてきた自作のモデルを実機に挿入。操作用のタブレットから実機にアクセスし、モデルを選択します。

スタッフさんからタブレットによる実機の操作方法を習います。といっても、操作できるのはスロットルの出力を何%にするかだけ。ハンドル操作やアクセル・ブレーキは訓練したモデル任せです。

次に、エントリー情報の入力。メールアドレス、名前、電話番号などを入力。

ここまできたら、いよいよ実際のレースです。

 

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コースアウトしたら元に戻すため、スタッフが後ろを付いていきます。DeepRacerは前方にカメラが付いているので、映り込まないようになるべく後ろに立つようにしています。レーサーができることは立ち位置に気をつけることと、スロットルの出力を調整することだけ。

 

持ち時間は4分間。何周走っても良くて、その中でもっとも良いラップタイムが成績となります。最初は安全運転で、出力40%くらいで様子を見ました。意外とコースアウトせず、ちゃんと走ってくれます。

レース後半はちょっとスピードをあげてみようと思って出力を60%くらいにしたら、あっさりコースアウト。欲をかいたらいけませんね。50%くらいでなんとか走りきりました。

結果はこんな感じ。14周して、きちんと回れたのが12回。ベストタイムは13秒10でした。思ったより好タイムが出てビックリ。

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最後に記念撮影をして、DeepRacer初参戦は終了。

 

ちなみに、1週間ほど遊んだ結果がこれです。$153・・・大人の遊びとはいえ、いいお値段。NAT Gatewayがけっこうかかるみたいです。

 

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