リモートワークジャーニー@沖縄 Vol.1 参加報告

沖縄からでも東京と対等に仕事をするには〜リモートワークジャーニー@沖縄 Vol.1 - リモートワークジャーニー Okinawa | Doorkeeper に参加してきました。 

所感

一言であらわすと「呪いが解けた」です。

 

何の呪いかというと、6年前、私が東京から沖縄の会社へ転職する際に、当時の社長からこんなことを言われました。

  • この会社は良くも悪くも沖縄の空気に包まれている。地縁・血縁・学歴、狭い社会の中で人間関係が濃く、上下関係を大事にする(気にしすぎる)
  • 今までは親会社からの仕事で十分食えてきたので、言われたことだけをやっていれば良い、自分から動こうとしない。技術者として向上心がない。
  • 年次昇給で人件費は毎年増えるが、売り上げは増えない(むしろ減っていく)。このままだと人件費で会社が潰れる。

なんか日本の問題点を凝縮したような会社ですが(笑)

この状況を打ち破るためにわざわざ東京から中途採用するので、新しい風を吹きこんでほしい。異端者として改革を進める起爆剤になってほしい。ということで入社しました。

この6年間働いてきて、理解ある上長にも恵まれて、とりあえず新しい風はだいぶ巻き起こせたかなと思います。保守的な人達からはかなり嫌われてるかもしれませんが。

とはいえ、自分のチームはまだ数名。会社全体を変えるのは相当難しいな、というのが正直な気持ちでした。

 

そんなモヤモヤを倉貫さんに相談したところ、
「嫌だ嫌だと言ってても何も変わらない人は、本当はそれが好きなんだよ」
「変えましょうなんて余計なお世話。彼らは好きでそうしてるんだから」
「『変えましょう』じゃなくて『私はこうします』。自分がやりたいようにやればいい」

「新しいことをやりたいなら、別の場所でやれ。変えたくない人達に迷惑をかけるな」
「こっちの方が良いと他の人が考えるようになれば、向こうからやってくる」
と言われて、なるほど。

 

入社当時に言われたことを真に受けて勝手にプレッシャー感じてたけど、自分が経営者なわけでもないんだし、そこまで背負うことないか。

そう思えるようになったら、取り憑いてたマジムンが一気に消えていきました。

今後の進め方

呪いが解けたことで、今後どうするかをあらためて整理してみました。

  • 別にリモートワークがしたいわけじゃない。リモートワークは働く時間・場所の制約から自由になるための手段にすぎない。
  • とりあえず会社は辞めない。この会社だからこそできる面白い仕事なので。今の制度や環境の枠内で、働く時間・場所の制約を少しでも緩くできればそれで良い。上長・チームメンバと調整すれば十分可能。
  • 変わろうとしない人達は放っておく。無理矢理変えようとして自分の貴重なリソースを消費しない。

どこまでできるか分からないけど、とりあえずこの路線で進んでみようと思います。

 

最後になりましたが、素晴らしいイベントを企画・実行してくださった皆様に感謝。後で振り返って、私の人生の転機だったと言える日になりそうな気がします。